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「アヒルと鴨のコインロッカー」の中村義洋監督の最新作「ジャージの二人」を観ました。 北軽井沢の山荘に避暑にやってきた父子の「何もしない夏」のおはなし。 涼やかな軽井沢の風景と、のんびりと時間をすごす父子ののほほんとしたかんじに、 いい具合に癒されました。「めがね」にも通しる緩さが心地よくてたまりません。 黙々とファミコン「四人打ち麻雀」に興じる父を演じた鮎川誠の朴訥とした存在感が抜群。 息子・堺雅人のやわらかいお芝居との相性もばっちりで絶妙の掛け合いだったと思います。 とくに 「なんか、こぉぉぉ・・・」 という父の口癖が耳に残ります。 ただ、堺と水野美紀の夫婦のくだりがウェットで、作品世界を壊してしまったかというかんじ。 現世離れした、山荘でのスローライフ映画と割り切ったほうが、スッキリした後味が残ると思います。 「なんか、こぉぉぉ・・・」 皮肉にも、これがそのまま映画の後味になってしまった、ちょっと奥歯に物が挟まる余韻の作品。 そこが「めがね」とは決定的に違う点です。 前半の緩やかさが秀逸なだけに、そこだけがじつに惜しい。 ただ、暑い夏に観るにはうってつけの佳作ではあります。 <ねこの採点>★★★★☆ |
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